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散歩⑦(ちょっとそこまで)
公務員を辞める最後の年に 隣の席が4歳年下の同期でした。 ※出版社(3年)→大阪府庁 と中途入社のため新卒の人と年齢が違います。 研修のときにも同じ班だったり 土木事務所に配属されたときにも 別の課でしたが同じ事務所だったので 1番仲の良い人でした。 地図を見るのが趣味という稀有な人物で 在来線で大阪から宮崎まで帰る時にも 「路線図を見ながら電車に乗ると楽しいですよ」 と、自分の路線図を貸してくれたり 心象風景も同じようなものを持ってて気が合いました。 私も山に登った話や 山で死にかけた話など 「歩く」ことについてよく話をしていました。 ある日、お昼ご飯を食べていると いつもお喋りしながら食べているのに その日は黙々と食べている。 (そんな日もある)ということで 私もお喋りしたり本を読んだりしながら お昼ご飯を食べていたので その日は本を読みながらご飯を食べました。 食べ終わるとこっちを向いて 「ちょっと散歩に行きませんか?」 と提案され、全てに納得がいきました。 散歩に行くために黙々といつもより早く ご飯を食べていたのでした。...

副塾長
11月24日


散歩⑤(雨の日ときっかけ)
雨の中、特に台風の日に走ることが好きなのですが 元々は雨の中、歩くことさえ抵抗がありました。 それまでは雨の中、レインウェアを着て山登りをすることには抵抗があり 「山に登る」という日は前日から気合をいれて準備をして 一日が山登りで終わる、というスタイルでした。 山登りを始めて1年経った頃、 大阪の箕面駅最寄りにあるトレランの道具が売っているお店に行き 靴を買いました。 雨だったこともあり、そのまま帰るつもりでしたが すぐ近くにまだ行ったことのない山がありました。 当時はすでにトレランを始めていたので その山を登るには動線が悪く、距離が短くなるので登っておらず 単純に山登りするには距離が短すぎてすぐに終わってしまうので 山登り当初もトレランを始めてからも登る機会がありませんでした。 雨が降っているけど傘もあるし 距離も短いし登ってみよう と軽い気持ちで登ってみると 雨の日の山は緑が映え、土は濃さを増し茶色く 「山がいきいきしてる」 と感動しました。 雨で涼しく、気合をいれて準備したわけでもないので鞄も軽い。 トレランのように出力を上げて登っているわ

副塾長
11月22日


散歩④(外の植物は無料)
植物は好きですが 植物を育てることは苦手です。 水をあげすぎたり 若芽をとったり 風で折れたり 日光が足りなかったり 日光を浴びすぎたり で失敗ばかりです。 1度バジルを収穫できただけで 今年はバジルさえ失敗しました。 幸い、ほぼ毎日走っているので 近所の植物を育てるのが上手な家の方や 生目の杜の街路樹、畑の脇に生えた花、など 外に出ると自分で手塩にかけなくても 植物をお金を払って買わなくても 無料で鑑賞できます。 走っていると大きな植物しか見えませんが 歩いてみると小さな花も草も昆虫もよく見えます。 アスファルトの上を歩いていてさえ 外に出て歩いてみると 空を見上げて雲が異様に早く流れていたり 小鳥の大群が目の前をばさばさと飛んで行ったときなど ふとしたときに 「こんなにでっかい地球に生きているのか」 となぜか思うことがあります。 当たり前のことではありますが、 家の中やどこかの施設の中にいても それは人工物で大きくてもたかがしれていて 自然の産物ほどには大きくなく気まぐれでもないです。

副塾長
11月21日


散歩③(公務員時代)
公務員時代は駅から徒歩15~17分のところに住んでいたので 毎朝毎夕歩くことができていました。 しかも最寄り駅まで行くのに 日本公園100選に選ばれている 服部緑地公園を通っていくので 特に朝、季節に彩られた公園を歩くことは楽しく 通勤という目的よりも 朝の散歩という位置づけて まっすぐ歩かず うろちょろ色んなものを見たり アスファルトの道から外れて芝生の上を歩いたりしながら 贅沢な時間を堪能していました。 休日も一回は散歩をして ぶらぶらと服部緑地公園内を歩き 夕焼けを見に行ってました。 休日、一日中家にいても 一回散歩に行くだけで 自分がちゃんとただ怠惰に流されないで 今の行動を創造的に選択できた気がして 今日の自分を好きになれたような気がします。 散歩はそんな大した行動ではないのですが やってみると大した行動なんです。

副塾長
11月20日


散歩②(甥姪と)
子どもは散歩が好きです。 先日、妹の子どもたち(2才と5才)のバスの見送りを任されたのですが 家につくないなや早々に 「かんたろーおそといこう」 と外に連れ出されました。 ※私は「けんたろー」ですが 北風小僧の寒太郎、を園で習ってから 「かんたろー」になりました。 ただ歩くだけで楽しそうで そこらへんにある動植物を指さしながら 「ねー、みてー」 と何かを見せられたり 「あっちには恐竜がでるってパパが言ってた」 (あっちより向こうに行くと車通りが多くなるので そっちに行かせないための方便かと推測) とか 「これなに?」 とか、とかく楽しそうでした。 そして、私自身も、普段は走ってばかりいるので 歩いてみないと気づけない景色を甥姪と一緒に楽しんでいました。 子どもが寒い日でも散歩に行きたがるのは 散歩がよほど心身に生物学的にいいことなのだろうと思います。 一緒に散歩したことが楽しかったのか バスに乗る際に姪っ子は 「離れたくない」 と泣いていました。

副塾長
11月19日


散歩
去年の高校3年生は 休憩がてら散歩をする人が 7人中4人いましたが 今年は9人中1人です。 途中コンビニに買い出しに行くことはありますが 目的がコンビニなのでそれは厳密には散歩ではないです。 散歩自体を目的として歩くことが散歩なので たとえば「10km歩く」と10km歩くことを目的としてしまった時点で それはトレーニングや冒険の類いになります。 意外とちゃんと「散歩する」のは難しいです。 しかし、哲学者や数学者、物理学者など 散歩を趣味としていた偉人は多いです。 最近の人ではタモリさんや有吉さんでしょうか。 散歩は効用が非常に多いのですが 私自身、なかなか散歩はできていないので もっと散歩をしていこうと思います。 そして、萩塾の文化として根付かせていきたいです。

副塾長
11月18日


つわぶきハーフマラソン
塾長とつわぶきハーフマラソンに参戦してきました。 塾長は7年ぶりのハーフマラソンです。 結果、二人とも完走しました! 塾長は15km地点で 私は18km地点で足が攣りました。 私は18km以降は数百m走るごとにストレッチをしないと ふくらはぎが攣って走れなくなるため ラスト3kmが途方もなく遠く感じました。 が、都農尾鈴ハーフマラソンでは14km地点から脚が攣ったので その点で成長できました。 また、タイムは都農尾鈴とほぼ同じ。 塾長も私も10km過ぎてから スピードを上げてしまったので それが脚攣りにつながったのではないかと思います。 今回の反省を踏まえ 12月の青島太平洋マラソンでは 足が攣らずに完走を目指します!

副塾長
11月17日


ばけばけ
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)さんが 擬音(雨の「しとしと」や小川の「さらさら」など)を深く愛した人で 効果的に用いた人ということで 7年前くらいから興味があり wikipediaなど読み漁っていたので 「ばけばけ」も待っていました、でしたが 実家で昼ごはんを食べるときしか見るチャンスがないので 週に1回みるくらいです。 ただ、ここ最近のOPで抜群に好きなOPなので OPを見るだけで癒されています。 映像の移り変わりが激しかったり 派手だったりなんだったりする中で 動画なのに写真のスライドショーで ハンバートハンバートのゆったりした曲にのせて なんてことない日常の1場面が切り取られているのが たまらなくツボに入っています。 ハンバートハンバートで 「生活の柄」という詩を知り そこからその作詩をした山之口獏さんを知り 山之口獏さんについて書かれた本を読みたくて 「うたの心に生きた人々」(茨木のり子さん著)を見つけ そこから茨木のり子さん自身の詩集も読むことができ そういえば詩といえば金子みすゞさんが好きだったな と思い出し、金子みすゞさんの装丁に

副塾長
11月16日


魔法の言葉
今日は副塾長が書いてはいますが 塾長から聞いた話です。 塾生で周りから好かれ 男女分け隔てなく友達の多い生徒がいます。 塾長もそこ生徒と話していると その生徒が聞き上手で話甲斐があって 「他の生徒と何が違うんだろう」 と不思議に思ったそうです。 そこで、生徒同士で話しているところを観察していると やはり、その生徒と話している生徒はいきいきと楽しそうに話している。 しばらく観察していると ある言葉がやけに印象的に聞こえてきたそうです。 その言葉は 「そうやっちゃー」 塾長は「なるほど!!!」 と天啓に導かれたそうです。 私からしたら観察して そこに気づくという気概も奇特なことに思えますが。 そうやっちゃー は相手の言葉を否定も肯定もせず ありのままに受け止める言葉だから 話している人はそのまんま受け止めてもらえているような 気持ちになれて、それで心の距離が縮まるんだ、と思ったそうです。 塾生に「人に好かれる人はどんな言葉を使うと思う?」 とこの話をしたところ 生徒は数学や英語の話より一生懸命聞いてくれたそうです。 ただ、たまたま生徒に「そうや」とい

副塾長
11月15日


ふと本を手に取ると
『西の魔女が死んだ』などの代表作のある梨木香歩さんの小説が好きで 特に『沼地のある森を抜けて』が好きです。 とはいえまだ読んだことのない作品はあり ふと『春になったら苺を摘みに』を手に取ると 装丁は朝霜に縁どられた足元の草の写真でした。 「好きな小説家だと好きな写真も同じようなやつになるんだなー」 などと思いながら次のページを見ると 写真:星野道夫 と書いてあり衝撃を受けました。 私が一番好きな写真家・物書きです。 「なんだか見たことある写真だなー」 と思っていましたが、その写真をまさに持っていました。 梨木さんの作品はエンタメに振らず 「湖畔に一本生えた木」が原風景にあるような 穏やかさと静かさがあります。 『春になったら苺を摘みに』はエッセイのようで 梨木さんのエッセイは初めて読むので どんな感じなのか楽しみです。

副塾長
11月14日


chatgptで小論課題の作成
宮崎公立大学の推薦を受ける生徒がいます。 公立大学推薦の過去問は過去3年分しかなく 文章読み取り型とデータ分析型の2パターンがあるのですが 3年分の過去問を解くだけでは対策しきれません。 始めは自分で作成しようとしましたが 文章の引用やデータの引用とそこからの問題設定することを 考えるとぞっとして、どうしたものか、と思案しました。 「chatgptでできるんじゃないか」 と思い立ち半信半疑で 文章読み取り型とデータ分析型の問題を作成させたところ 多少の修正を要求したものの AIで作成することができました。 しかもAIならテーマを変え、データを変え 多種多様な問題を出題傾向に則り 少しの時間で数問作成することができ 模範回答や回答作成のポイントも 勘所を得ていました。 最終、ちゃんと私自身が全て目を通して おかしいところはないかを判断し 適宜修正を加えることは必要ですが 私が1から作るより遥かに短時間で 良質な問題と回答・解説を作成することができました。 AIについては功罪さまざま言われていますが こと、塾での活用に関しては利点が多く いい時代に生

副塾長
11月13日


自ら相談しに来る
最近、高校3年生から 解説を見ても分からない問題だけではなく ・今後の勉強の仕方 ・そもそもこの科目を解くにはどういう力が必要なのか などのより根源的な相談を自らしてくれるようになってきました。 まだ全員ではないですが、これは素晴らしい変化です。 もちろん、私から声掛けをして そういう個人面談を定期的には行っているのですが より勉強を向き合い 次のステージに進むと 必ずでてくる類いの相談になります。 つまり、質問というより相談をしにくる、ということが大事です。 私発信で、折に触れて伝えてはいるのですが 生徒本人が必要性を感じていたり そのことについてちゃんと考えたことがないと もしくはそのステージに進んでいないと 1を聞いて3を知るか 1を聞いて1を知る程度のものになり 助言通りの取り組みをしないこともよくあることです。 ただ、本人発信で相談に来たときは 1を聞いて8や10を知ることができ 助言した取り組みも言われた以上の量をやったり 自分で「もっとどうしたらできるようになるか」を考えることができるようになり 次のステージに進んで点が伸びた上にさ

副塾長
11月12日


圧力と体積の関係(ヘンリーの法則)
連日、高校化学の話です。 高3が問題を解いて、 「解説を見ても何言ってるか分からないです」 と資料を持ってきてくれました。 「圧力を変えた時に溶ける酸素の体積は、溶かしたときの圧力のもとで測ればほぼ一定である」 という文章です。 理科に強い人はこの文章を見て ぱっと感覚的に理解できるものなのでしょうか? 恐らく、理解できない人が大半だと思います。 かくいう私もすぐに感覚的に理解することはできませんでした。 ただ、情報を丁寧に整理すると 「なんだ、そんなことか」 とあっけない気持ちになります。 高3の質問してきた生徒も下記のイラストで 「そういうことか」 と得心した様子でした。 ただし、イメージのみではなく式からも そうであることを知っておく必要があるので書きましたが 真ん中に書いてある式は化学未履修者には ちんぷんかんぷんのものなので 読み飛ばしていただいて大丈夫です。

副塾長
11月11日


解ける人の情報整理(高校化学)
高校化学に限った話ではありませんが 基本的に分かり辛いので自分なりに情報を整理する必要があります。 教科書や資料集を販売する出版社は誤ったことは書けないので 「こういう風にすると覚えやすい!」 というようにかみ砕いた説明を書くことはできません。 しかし、高校生が勉強するためには まさにそこが大事になります。 学問的な厳密さをさておいて おおよそのイメージを持つことで 理解が促進され 記憶に定着しやすくなるからです。 抽象的な話をしていてもなんのことやらなので 最近の例を紹介します。 これだとなんで沈殿するのか分からない 強塩基も強酸も素手で触れないほど物を溶かす能力が高い その教科が得意な人はこういうメモを作成してなくても 脳内で整理して覚えています。 丸暗記の量を減らしたいので 何かと理屈をつけて情報を整理し 暗記量を減らすことと 問題も解けるし 結果、正確に覚えている知識量も増えます。

副塾長
11月10日


もはや面倒なほど細かい
大学時代の友人はもはや面倒なほど細かいです。 言葉の定義がはっきりしないと気持ち悪いので まずは、言葉の定義の共通認識を共有しないと話を前に進めません。 それが議論の場だけならまだしも 日常生活でもそうだから「面倒」だと感じます。 嘘です。 私もそういう部類だったので 楽しく細かいことを突き詰めていました。 大学3回生から友人4人とシェアハウスをしていました。 「年末の大掃除の役割分担をしよう」 と私のこたつで皆で段ボール一箱分まとめて発注して 1個あたりの単価を下げたミカンを食べながら話し合いをしました。 「どこ掃除しようか」 「どこまで掃除しようか」 「いや、待て。たぶん、我々の認識に違いがある。」 「どういうこと?」 「掃除、といっても例えば、この机の上にあるミカンの皮をゴミ箱に捨てて掃除と思う人もいれば、その後、布巾で拭かないと掃除と思わない人もいる」 「たしかに。しかも、『大掃除』なのだから『普段より掃除をする』というニュアンスが込められているから、いつもと同程度の努力で掃除をしてもそれは『大掃除』とは言えないね」 「その努力の程度も、

副塾長
11月8日


衝撃(井の中の蛙、大海を知らず)
大学に入学して衝撃を受けたのは 西高理数科で一番 物理ができた人よりも物理が出来て 数学ができた人よりも数学が出来て 化学ができた人よりも化学が出来て 頭の回転が早い人よりも回転が早く 博識だった人よりも教養があり センター試験(現共通テスト)総合点数でも遥かに高い点をとり 冗談のレベルが高く 想像性豊かな高校時代を送っていた人が山ほどいたことです。 井の中の蛙大海を知らず とはよく言ったもので 西高理数科という狭い世界で生きてしまっていたことを痛感しました。 また、その遥かにレベルの高い人たちと一緒に話をしたり 生活をしていると自然と自分も ・物事の見方考え方 ・「当たり前」のレベルの向上 ・話についていくために頭の回転が早くなる など、ただ遥かに頭の良い人たちと一緒にいるだけで 学生時代よりも自分の脳が進化していくのを実感しました。 高校時代から物理に興味をもち 高校時代から大学物理まで自分で勉強していたら それなら当然、大学入試レベルの問題なら 満点を取れて当然になります。 当の本人は 「興味があるんだから当然じゃん」 と言っていましたが、

副塾長
11月7日


10月のトレーニング結果
10月から涼しくなり 走りやすい季節がやってきました。 いきなり練習量を増やすと怪我をするので 徐々に距離を伸ばし 強度も強めていけています。 走りやすくはなったものの 疲労は身体に蓄積しているようで 走り出し体が重い日が増えました。 青島太平洋マラソンに向けて 徐々に強度を上げていき 当日にピークをもっていけそうです。 塾長も徐々に走れる距離が伸びており やや不安を抱えてはいますが 交通事故以来7年ぶりのフルマラソンで 初めて走り切ることを目標に いいトレーニングを詰めています。

副塾長
11月6日


会社の上司⑧(営業マンとしての成長)
入社直後、仮配属の部署での新規開拓の営業に苦しみましたが 正式に配属された部署でも新規契約はなかなか決まりませんでした。 配属されて2年経ち、会社員としての生活にも慣れてくると いい意味での諦めが出てきて それで肩の力が抜けたからか 少しずつ毎月お伺いする方との商談や 新規にお会いさせていただく方と ぎこちないコミュニケーションではなく 自然なコミュニケーションができるようになってきました。 つまり、どこに所属していようと変わることのない ただの自分自身で話ができるようになりました。 お会いする方もその会社員としてのその人として接するのではなく 純粋にその人自身の苦労や好み、話したいことなどを 聞かせていただこう、というスタンスになりました。 30分や1時間私と話をして 会社とか関係なく 「良かったな」 と思っていただかないと せっかく会って話をするのにもったいないです。 お子さんの名前の由来から好きな詩人を当てたり 映画の話で盛り上がったり お会いする方が笑顔で話してくださることが多くなりました。 そんな中で、会社員時代で一番大きな契約を結ぶこ

副塾長
11月5日


会社の上司⑦(萩原くん、こうするんや)
嬉しい嘘でサービスエリアに寄ってもらえることは分かっても それで尿意が解決するわけではありません。 「〇〇くん、まだかなぁ」 「はぎさん、もうちょっとらしいから頑張るんや」 「〇〇くん、本当にもうすぐなのかな」 「もう一回、確認しに行ってみるわ」 と同期とやりとりをしていると 取締役や部長たちも心配してきて 同期がかくかくしかじかと状況を説明してくれました。 「もうこのペットボトルにしてしまおうかな」 「それは最後の手段だから、まだ早い。もう着くよ」 と会話で気を紛らわせていたらやっとサービスエリアに着きました。 気を緩めないようゆっくり、 それでもでもなるべく速く歩いていると 横に取締役や部長がついてくれて 「萩原くん、頑張るんや、もう少しや」 とエールをおくってくれています。 24時間テレビの100kmマラソンさながらの ゆっくり進む人間を横から人間が応援する光景でした。 トイレについて やっとできる! と安堵したところで思わぬハプニングが起きます。 おしっこがでません。 「萩原君、何をしてるんや。もう大丈夫やで」 「我慢しすぎておしっこする

副塾長
11月4日


会社の上司⑥(嬉しい嘘)
入社1,2年目に日帰りで兵庫県淡路島の 淡路ファームパーク イングランドの丘に貸し切りバスで 会社のイベントで行きました。 東京の取締役も何故か数名来て バスの後ろ3分の1を円卓みたいに配置して私と同期一人が そこでなんやかんやとお喋りをすることになりました。 高速道路を使って片道2時間ですが 取締役や部長、課長に囲まれそれなりに緊張して 喉が渇くスピードが早く 緑茶をがぶがぶと飲んでいたところ トイレに行きたくて仕方なくなりました。 隣に座っていた同期に 「どうしよう、おしっこがしたくて仕方がない」 と相談すると 「そろそろサービスエリアに寄るんちゃう?」 と軽い返事が返ってきました。 5分おきにそんなやり取りをしていると 同期もいよいよ瀬戸際だということを察知して 一番前の席に座っているイベントを取り仕切っている上司に サービスエリアの到着時刻を聞きに行ってくれましたが あと30分かかる、との絶望的な返答が返ってきました。 「えっ、そんなに!? 予定のサービスエリアより近いサービスエリアに寄ってもらうよう お願いしてもらってきてもいい?」..

副塾長
11月3日
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