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一汁一菜でよいという提案/土井善晴

  • 執筆者の写真: 副塾長
    副塾長
  • 4月26日
  • 読了時間: 2分

タイトルそのままでざっくりと言えば

お味噌汁とちょっとした付け合わせ季節の一品(茄子のおひたしなど)

で食事は十分です、という提案をしている本です。


料理研究家の土井善晴さんを知ったきっかけは

出版社に勤めていたとき、当時生協共同購入チラシに

書籍を載せてもらっていたのですが、

この本が売れに売れていたので気になって読んだことがきっかけでした。


料理を作る、ということに対する考え方を教えてくれた1冊です。

それまでは、食材を切る時は均一に切らないといけないと思っていたのですが、


「料理屋はプロだから見た目でもその美しさを楽しんでもらうためにも均等に切るが、

本当は切り方がバラバラなほうが味の染み方や歯ごたえが違って、またそれも一つのおいしさになるから、家で料理するときはバラバラに切っている」


のようなことが書いてありました。

レシピの本にそこまでのことは書いていなく

短冊形に何センチ角に切る、などまでしか書いておらず

どの切り方だとどんな味の違いがでるのかも知らなかったうえに

切り方は不統一でいい、だなんて衝撃でした。


毎日、食べる行為は欠かすことはできず

それに伴って作ることもついてきます。


引用できる文章をメモしていないことが悔しいですが

読んだ後の感想は

「料理に関する本、というより哲学書じゃないか」

でした。


とにかく、おすすめの1冊です。

また、再読して今度は文章をメモしておきます。



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