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会社の上司⑧(営業マンとしての成長)
入社直後、仮配属の部署での新規開拓の営業に苦しみましたが 正式に配属された部署でも新規契約はなかなか決まりませんでした。 配属されて2年経ち、会社員としての生活にも慣れてくると いい意味での諦めが出てきて それで肩の力が抜けたからか 少しずつ毎月お伺いする方との商談や 新規にお会いさせていただく方と ぎこちないコミュニケーションではなく 自然なコミュニケーションができるようになってきました。 つまり、どこに所属していようと変わることのない ただの自分自身で話ができるようになりました。 お会いする方もその会社員としてのその人として接するのではなく 純粋にその人自身の苦労や好み、話したいことなどを 聞かせていただこう、というスタンスになりました。 30分や1時間私と話をして 会社とか関係なく 「良かったな」 と思っていただかないと せっかく会って話をするのにもったいないです。 お子さんの名前の由来から好きな詩人を当てたり 映画の話で盛り上がったり お会いする方が笑顔で話してくださることが多くなりました。 そんな中で、会社員時代で一番大きな契約を結ぶこ

副塾長
11月5日


会社の上司⑦(萩原くん、こうするんや)
嬉しい嘘でサービスエリアに寄ってもらえることは分かっても それで尿意が解決するわけではありません。 「〇〇くん、まだかなぁ」 「はぎさん、もうちょっとらしいから頑張るんや」 「〇〇くん、本当にもうすぐなのかな」 「もう一回、確認しに行ってみるわ」 と同期とやりとりをしていると 取締役や部長たちも心配してきて 同期がかくかくしかじかと状況を説明してくれました。 「もうこのペットボトルにしてしまおうかな」 「それは最後の手段だから、まだ早い。もう着くよ」 と会話で気を紛らわせていたらやっとサービスエリアに着きました。 気を緩めないようゆっくり、 それでもでもなるべく速く歩いていると 横に取締役や部長がついてくれて 「萩原くん、頑張るんや、もう少しや」 とエールをおくってくれています。 24時間テレビの100kmマラソンさながらの ゆっくり進む人間を横から人間が応援する光景でした。 トイレについて やっとできる! と安堵したところで思わぬハプニングが起きます。 おしっこがでません。 「萩原君、何をしてるんや。もう大丈夫やで」 「我慢しすぎておしっこする

副塾長
11月4日


会社の上司⑥(嬉しい嘘)
入社1,2年目に日帰りで兵庫県淡路島の 淡路ファームパーク イングランドの丘に貸し切りバスで 会社のイベントで行きました。 東京の取締役も何故か数名来て バスの後ろ3分の1を円卓みたいに配置して私と同期一人が そこでなんやかんやとお喋りをすることになりました。 高速道路を使って片道2時間ですが 取締役や部長、課長に囲まれそれなりに緊張して 喉が渇くスピードが早く 緑茶をがぶがぶと飲んでいたところ トイレに行きたくて仕方なくなりました。 隣に座っていた同期に 「どうしよう、おしっこがしたくて仕方がない」 と相談すると 「そろそろサービスエリアに寄るんちゃう?」 と軽い返事が返ってきました。 5分おきにそんなやり取りをしていると 同期もいよいよ瀬戸際だということを察知して 一番前の席に座っているイベントを取り仕切っている上司に サービスエリアの到着時刻を聞きに行ってくれましたが あと30分かかる、との絶望的な返答が返ってきました。 「えっ、そんなに!? 予定のサービスエリアより近いサービスエリアに寄ってもらうよう お願いしてもらってきてもいい?」..

副塾長
11月3日
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