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会社の上司⑧(営業マンとしての成長)

  • 執筆者の写真: 副塾長
    副塾長
  • 11月5日
  • 読了時間: 2分

入社直後、仮配属の部署での新規開拓の営業に苦しみましたが

正式に配属された部署でも新規契約はなかなか決まりませんでした。


配属されて2年経ち、会社員としての生活にも慣れてくると

いい意味での諦めが出てきて

それで肩の力が抜けたからか

少しずつ毎月お伺いする方との商談や

新規にお会いさせていただく方と

ぎこちないコミュニケーションではなく

自然なコミュニケーションができるようになってきました。


つまり、どこに所属していようと変わることのない

ただの自分自身で話ができるようになりました。

お会いする方もその会社員としてのその人として接するのではなく

純粋にその人自身の苦労や好み、話したいことなどを

聞かせていただこう、というスタンスになりました。


30分や1時間私と話をして

会社とか関係なく

「良かったな」

と思っていただかないと

せっかく会って話をするのにもったいないです。


お子さんの名前の由来から好きな詩人を当てたり

映画の話で盛り上がったり

お会いする方が笑顔で話してくださることが多くなりました。


そんな中で、会社員時代で一番大きな契約を結ぶことになるのですが

その方とは会社の商品の話は全くせず

出張や残業で忙しそうだったので

ひたすらその話を聞いていました。


すると、相手の方から


「営業しなくていいんですか?」


と聞かれました。


「それだけ忙しいのに、これで僕の営業がうまく行ってしまったら

余計に大変になりますよね。」


「別にいいですよ」


と言われたので最小限の説明をして


「普通だったらそちらで作らない資料とかあったら

こっそり僕が作りますので、なんでも言ってくださいね。

なるべく忙しくならないように協力しますので!」


といった会話をしていたら

その場で契約が決まりました。


この頃には、会社で業績を上げるよりも

相手がいい人生を送れる方が大事

という風に思っていたので

相手が激務の中、更に忙しくなるくらいだったら契約しなくていい

というのは本心でした。


しかし、不思議なものでそう思えば思うほど

私の実績は伸びていきました。


会社員になっても

何をしていても


人として大切なことは見失わないようにすることが大事


と会社員時代の経験からゆるがぬ確信を持てるようになりました。


それでも大なり小なり配慮が欠けて

人を傷つけてしまい失敗する人生ですが。

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