会社の上司⑥(嬉しい嘘)
- 副塾長

- 11月3日
- 読了時間: 2分
入社1,2年目に日帰りで兵庫県淡路島の
淡路ファームパーク イングランドの丘に貸し切りバスで
会社のイベントで行きました。
東京の取締役も何故か数名来て
バスの後ろ3分の1を円卓みたいに配置して私と同期一人が
そこでなんやかんやとお喋りをすることになりました。
高速道路を使って片道2時間ですが
取締役や部長、課長に囲まれそれなりに緊張して
喉が渇くスピードが早く
緑茶をがぶがぶと飲んでいたところ
トイレに行きたくて仕方なくなりました。
隣に座っていた同期に
「どうしよう、おしっこがしたくて仕方がない」
と相談すると
「そろそろサービスエリアに寄るんちゃう?」
と軽い返事が返ってきました。
5分おきにそんなやり取りをしていると
同期もいよいよ瀬戸際だということを察知して
一番前の席に座っているイベントを取り仕切っている上司に
サービスエリアの到着時刻を聞きに行ってくれましたが
あと30分かかる、との絶望的な返答が返ってきました。
「えっ、そんなに!?
予定のサービスエリアより近いサービスエリアに寄ってもらうよう
お願いしてもらってきてもいい?」
と高速道路にぽんぽんとあるわけもないのに
無茶なお願いをして
そんな場所があるはずないのに
同期は希望を持たせるために気を利かせて
「はぎさん、予定を変更して一番近いサービスエリアに寄ってくれるって」
と嬉しい嘘をついてくれました。





コメント