結局は感受性が大事
- 副塾長

- 7月7日
- 読了時間: 2分
更新日:7月7日
ときには生徒の勉強のモチベーションをあげたり
視野を広げるために最近自分が感動した話を生徒にすることがあります。
ただ、それが響く子もいれば響かない子もいる。
違うタイミングで話せば響くこともあれば
どうやっても響かないこともある。
誰が言うのかが変われば響くこともある。
と水物でもあります。
が、何を話してもすごく響いてくれる類い稀な子もいます。
そういう子は勉強どころか人生安泰です。
パナソニックの創業者で経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんが
経営者向けの勉強会を開き
そこで経営がうまくいかないなどの相談を受けていました。
経営の神様と呼ばれているので
どんなにかすごいアドバイスをもらえるのかと
全員期待して視線が1点に集まる中
幸之助さんはただ一言
「まずは強く願うことですな」
と答えたそうです。
あまりにも当たり前すぎて抽象的な回答に
皆納得がいかなくて不満を持っていたところ
ただ一人、その短い言葉に感銘を受けて
わざわざメモに取らなくても覚えられる
この短い助言をノートに大きく走り書きしたそうです。
その一人が京セラの創業者で
JALの再建を果たした偉業をもつ
後に経営の神様となる稲盛和夫さんでした。
当時、まだ駆け出しだった稲盛さんは
「そうか、経営をよくしたい、と思ってはいたけど
もっと真剣に四六時中悩むくらい強く願わなければ叶わないんだ」
と思ったそうです。
武田信玄の言葉にも
「一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る」
という言葉があり、相通じるところがあります。
自分の中では精一杯強く願っていたけど、
まだ不十分だったと思いいたることは難しいものです。
稲盛さんだけが唯一
同じ言葉を聞いても
その1の言葉から10を知る感受性を持っていた
ということではないでしょうか。
学校の授業に限らず
人が話すときには何かを伝えようと思って話しているので
どんな些細なことからも学ぶことができる
感受性を養っている人は強いです。





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