会社の上司②(大事なことには自分で気づく)
- 副塾長

- 10月30日
- 読了時間: 2分
更新日:10月30日
仮配属の3か月間は雑誌の営業で
企業を訪問していましたが
20~30歳年上の会社の代表取締役と話すだけでも
気押されてしまっていました。
時には
「こんな若い子が来たのか。
うちは練習台にされたわけか
本当に雑誌を読んでうちの業績があがるの?」
と一蹴されたこともあります。
訪問先の敷地を出てすぎに上司に
「こういう風に言われて駄目でした」
と方向すると
「それで萩原くんは何て答えたの?」
「しどろもどろしそうになりましたが
これまでの成功事例を伝えて、それでも『いらない』と言われました」
「いい社長さんに巡り合えたね」
と予想外の言葉が返ってきました。
どういうことだろう、と止まっていると
「萩原くん、また結果に囚われているね。
普通、人間他人に良く思われたくて
印象悪く思われたくないから
うわべだけの言葉で適当にいなして
帰すこともできたけど
その社長はちゃんと萩原くんに向き合ってくれたんだよ」
「ちゃんと心の底から『必ず力になれます。業績があがります』と言えないと。
萩原くんが一番うちの雑誌のことを信頼できていないんじゃない?
それが言えない人からは会社として付き合うことはできないし
事例を伝えればいいってもんじゃないんだよ」
「事例が駄目だったらどうしたらよかったんですか?」
「そこは萩原くんが一番大事なところだから
萩原くんが気づかなくちゃいけないね」
と、一日でも早く社会人として成長したいのに
答えが分かってる上司から答えを教えてもらえない状況が
理解できませんでした。
それからしばらくして
・お客様のことを一番に考える
・会社としての代表取締役ではなく一人の人間としての相手と向き合う
ことが大事だったのだと分かるのですが
これは教えられて分かるようでは駄目で
自分で気づかなくてはいけないことだったことも今なら分かります。
お客様のお困りごとや悩み、現状を真心を込めて聞いて
それに応えれる形で提案する
という当たり前のことですが。。。





コメント