会社の上司①(心で考える)
- 副塾長

- 10月29日
- 読了時間: 2分
更新日:10月29日
学生時代に学校の先生にお世話になりましたが
会社員時代、公務員時代もお世話になって方々がいます(当たり前)。
出版社に入って1番始めの上司がいきなり大当たりでした。
京都大学まで出ていても社会に出てみればただのヒヨコで
まったくの役立たず。
営業に配属されたのですが
自分の給料分も稼ぐことのできません。
研修期間中や仮配族期間中に
上司に色々な資料を提出するのですが
爆速で提出をしていると
「えっ、もうできたの?」
「流石、はぎちゃん」
と嬉しそうに手に取ってくれていましたが
中身の確認をすると
「はぎちゃんは作業は早いし要領はいいけど
その手際の良さが悪い方にでちゃっているね。
そういうことではあるけど響くものがない
頭のいい人が書いた文章、ということだけ分かるけど
それでは社会では駄目なんだよ」
と手厳しいもので
的を得すぎていました。
(見破られている)
と上司の慧眼に驚いたものです。
そして、その指摘がまさに
私が社会人になってぶつかる大きな壁になります。
この壁を破るまで辛い時期が続きました。
論が先に立つ、ということは社会人として良くないことです。
飲みの席で上司に酔いが回ってくると
刺さりすぎる助言をいただいてました。
「はぎちゃん、よくないよぉ。
頭でばっかり考えちゃってるね。
不器用でもいいから、心で考えるんだよ」
と言われ、
(心で考えているつもりだけどどうすればいいんだ)
と自らの要領の良さと
テストの問題のように答えを考えてしまう自分の癖に苦しみ続けました。





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